個人用または業務用の Mac で VPN を日常的に使用している場合は、起動時に選択した VPN に Mac を自動的に接続することをお勧めします。 そうすれば、VPN インターフェイスを手動で起動し、数回クリックして接続する必要がなくなります。
Mac の起動時に VPN に自動的に接続する組み込みオプションは Mac にはありませんが、AppleScript を使用してそれを行うことができます。 このスクリプトが行うことは、接続したい VPN の名前を入力するように求めることです。Mac が起動するたびに、選択した VPN に接続するために実行されます。
Macでそれを行う方法は次のとおりです。
VPN に接続するための AppleScript からのアプリケーションの作成
このセクションでは、VPN への接続を確立するのに役立つ AppleScript を含むアプリケーションを作成します。 アプリが作成されたら、ログイン項目に配置して、Mac を起動するたびに自動的に起動するようにします。
1. Launchpad で検索して、Mac で Script Editor を起動します。
2. スクリプト エディタが起動したら、上部の[ファイル]メニューをクリックし、[新規]というオプションを選択します。 アプリで新しいスクリプトを作成できます。
3. これで、スクリプトを記述できる空のパネルが画面に表示されます。 ここで行う必要があるのは、次のスクリプトをコピーして、空のパネルに貼り付けることです。
次のスクリプトで、「MYVPNServer」を独自の VPN に置き換えてください。
on idle tell application "System Events" tell current location of network preferences set myVPN to the service "MYVPNServer" if myVPN is not null then if current configuration of myVPN is not connected then connect myVPN end if end if end tell return 60 end tell end idle
4. これで、スクリプトをアプリケーションとして保存する準備が整いました。 保存するには、上部の「ファイル」メニューをクリックし、「保存…」というオプションを選択します。
5. 次の画面で、名前やスクリプト タイプなどのスクリプトの詳細を入力するよう求められます。
名前フィールドには、わかりやすい名前を入力できます。
アプリの保存場所は好きな場所に保存できますが、見つけやすい場所を選んでください。
スクリプトをアプリケーションとして Mac に保存するため、[ファイル形式]ドロップダウン メニューから[アプリケーション]を選択します。 また、「ハンドラーの実行後に開いたままにする」というボックスを選択します。
[保存]をクリックして、アプリケーションを Mac に保存します。
スクリプトはアプリケーションとして正常に保存されました。次に、以下で説明するように、Mac が起動するたびにスクリプトが起動するように、ログイン項目に追加する必要があります。
ログイン項目への VPN アプリの追加
1. 画面の左上隅にある Apple ロゴをクリックし、「システム環境設定…」というオプションを選択して、Mac のシステム設定パネルに移動します。
2.[システム環境設定]パネルが起動したら、[ユーザーとグループ]というオプションをクリックして、ユーザー パネルに移動します。
3. 左側のパネルでアカウント名をクリックし、右側のパネルで[ログイン項目]タブをクリックします。
以下に示すように「+」（プラス）記号をクリックして、新しいアプリをログイン項目リストに追加します。
4. 次の画面で、アプリケーションを保存した場所に移動してクリックし、[追加]ボタンをクリックします。
5. アプリが一覧に表示されます。これは、Mac が起動するたびにアプリが自動的に起動し、アプリが指定された VPN に接続することを示しています。
結論
選択した VPN に接続する時間を節約したい場合は、上記の AppleScript を使用して、選択した VPN に自動的に接続することができます。
